「今度は昼に来たいな!」

「そうだね」

「海に入って、カキ氷たべて・・・」


翔さんが楽しそうに話す。


「でも、私泳げないよ・・・」

「えっ?もしかして桃子、カナヅチ??」


私は水が苦手で泳げないんだ。

中学の時のプールの授業なんていつも見学してた。

そういえば、ゆぅ君もプールだけは見学してたよね?


あんなにスポーツ万能だったのにね・・・。

水が苦手なこと知ってたよ。

なんか、同じところがあって嬉しかったなぁ~。

私はそんなことを思い出していた。



「どした、桃子?」


翔さんに話しかけられるまで私は一人思い出し笑いをしてた。


「ごめん、ごめん、ちょっと思い出し笑いしてた!」

「うわっ、桃子、変態~!!!」


翔さんにくすぐられた。


「やめてぇ~!!」


私は仰向けで寝っころがってしまった。


すると、翔さんの顔が近付いてきて優しくキスされた。


「桃子、俺だけを見てな」

「見てるよ」


私がそう言うと、翔さんは今度は深いキスをしてくれた。