大切にしたいって思う、翔さんのこと。


翔さんは仕事が早く終わる日は必ず、私と会ってくれた。


休みの日には、学校に迎えに来てくれることもあった。


翔さんの車でドライブ。

翔さんの家にいってDVD見たり、いろんな話をしたり。


「なぁ、桃子って美容師になりたかったって言ってたよな?」

「うん、ずっと前思ってたよ」

「今はなりたいと思ってないん?」


そう聞かれると、よく分からなかった。


「分かんない。今はね、翔さんがいればいい。今、すごく幸せだよ!」

「そっか、ならもっと幸せにしてやるよ!」


翔さんはそう言って私を抱きしめてくれた。


それから、私達は身体を重ねた。


私にとって初めての人は翔さんだった。


翔さんは私のことを本当に愛してくれてる。

私も翔さんのこと愛してるよ。


だけど、この気持ち伝わらなかった・・・。


私のこの気持ちに嘘なんてなかったんだよ。