「でも、千絵。なんでゆぅ君の話知ってたの?」


千絵は健ちゃんから聞いたって教えてくれた。


「でね、健二がどうしても桃子に伝えてくれってひつこいからさぁ・・・」


千絵は申し訳なさそうに言った。


「そうだったんだぁ・・・」


私は卒業してから、健ちゃんともちゃんと会ってない。


こうして、千絵の家に来る時にちょこっと会うことはあるけど。

ちなみに千絵の家と健ちゃんの家は隣。


健ちゃんも仕事頑張っているみたい。

みんなそれぞれの場所で頑張ってるんだね。


「で、その翔さんとはどうなの?」


千絵に聞かれて、少し焦る。

なつもニコニコ笑って私を見る。


「どうもないよ~。翔さん23才だしさぁ。私のこときっと妹みたいに思ってると思う」

「電話、ほとんど毎日してるんでしょ?」


千絵に聞かれて、私は頷いた。


翔さんの存在って何だろう?

私はふと、そんなことを思った。


「翔さんってね、何となくゆぅ君に似てるんだよね・・・」


私はそんなことを口にしていた。


「似てるって・・・?」


なつと千絵は私に根掘り葉掘り聞いてきた。