翔さんの声はなんとなくゆぅ君に似ている。

翔さんと話していると、ゆぅ君と話している気持ちになってすごく楽しかった。


「なんか、桃子ちゃんのこと気になってさ」

「なに~?それ、どういう意味?」


私は面白おかしくとぼけてみた。

翔さんと私は何気ない話をした。


「ねぇ、また電話してもいい?」

「いいよ~!」


それから、私と翔さんはほとんど毎日、電話をするようになった。


そのことを梨花や加奈に話すと、


「桃子、恋してんじゃないの~?」


なんてからかわれた。


翔さんは仕事終わるのが遅いからいつも12時頃かけてきていた。

いつの間にか、私は翔さんからの電話が待ち遠しくなっていた。



「何か、いいことあったの?」


千絵に聞かれて私は翔さんのことを話した。


「で、好きになったの?」

「そんなんじゃないけど、なんか楽しいんだ」

「別にいいんじゃん?好きになってもさ」


なつが真剣に言う。


私達三人は高校がバラバラになったけど、週一ぐらいは千絵の家に集まって話をしている。

今日は千絵が私に話があるって言って集まることになった。


「で、千絵。話って何なの?」

「それがさ・・・」