「ちょっと、外いいか?」


タケル君にそう言われ、私は小さく頷いた。



「あぁ~、風、気持ちいいなぁ!!」


外に出ると、タケル君はそう言って手を伸ばした。


身長、高いな・・・。


「あのさ、さっきの人達と知り合い?」


私は、疑問に思ったことを聞いてみた。


「さっきの奴ら?別に、知らねぇけど・・・」

「でも、タケル君って言ってたよ?」


私がそう言うと、タケル君はニコッと笑った。


見た目はかなり恐いけど・・・笑顔がかわいい。


「あぁ~、俺、結構有名人だからな!!」

「・・・有名人って?」

「まぁ、桃子もある意味、有名人だけどな(笑)」


タケル君はそう言って笑った。


本当に、かわいい笑顔だな・・・。

何でか分からないけど、私のこと桃子って呼んでるし・・・。


「意味分かんないんだけど・・・」


私は全く、意味が分からなかった。


「さっき、私のこと俺の女って言ったよね?何でそんなこと言ったの?」

「そう言っとけば、もう、あんな目に合わねぇからだよ」


タケル君はそう言って笑った。


「ねぇ、タケル君ってもしかしてやばい人?」


私は恐る恐る聞いてみた。


「プッ!!!」


タケル君は思いっきり吹き出して笑った。