「それでもな、俺、もしかしたら水嶋とうまいこといくかもって思っとった。でもな、優士と美鈴が別れたって知って、マジでやばいと思った」


ヒロ君は真剣に話を続ける。


「優士の気持ちがすげぇ分かるし、水嶋が優士を想ってることにも気付いたしそこで、俺は諦めた・・・」


・・・そうだったんだ。

諦めたってことは今はもう好きじゃないってことだよね?


「俺、見たんだよな~、実は。たまたまだけど・・・。そこの奥で二人が話しよるとこ。
二人ともすっげぇ~笑って話してて、今まで水嶋とあんな風に話してたのは俺だったのにって思ってすげぇ悔しかった」


それって、ゆぅ君と初めて二人で話してた時のことかな?


「その後、俺、優士と話したんや」

「えっ、何を?」

「水嶋が帰って行った後にな、優士に水嶋のこと本気かって聞いた」

「ゆぅ君、何て言ってたの?」


私はドキドキしながら聞いてた。


「そしたら、当たり前だろ、本気やぞ!!って」


ゆぅ君そんなこと言ってくれてたんだ・・・。

全然知らなかったよ。


「俺は、幸せにしてやってくれってことしか言えんかった。ホンマは俺が幸せにしたかったけどな」


ヒロ君は少し悲しそうな顔をしてた。


「で、お前らうまいこといって付き合いよっただろ?なのに何で別れたんや?優士、俺に言うたのに・・・。水嶋とこれからずっと一緒におるって大事にするって・・・」


ヒロ君は真剣だった。


「私のせいなんだ、別れたのは。私が悪いんだ・・・」


私はそんなことしか言えなかった。