ゆぅ君、私のこと追いかけてきてくれたの?


あんなにひどいこと言ったのに。


私はゆぅ君の顔を見ることが出来なかった。

だって、傷付けてしまったから・・・。


私がうつむいていると、ゆぅ君が私の隣に座ってきた。

ゆぅ君は健ちゃんとケンカをして私が泣いていると思ったのか、私を慰めてくれた。



「健二もさ、言い過ぎたって後悔しとるし」


そう言って、私の頭を撫でてくれた。


「だけん、落ち着いたら教室戻ろうな。給食も食べんといかんだろ?」


ゆぅ君の優しさがとても心に染みる。

私は何度もごめんなさいと謝った。


何度謝っても足りないのにね。

そして、しばらく沈黙が続いた。


「水嶋、指輪ホンマに失くしたんか?」


ゆぅ君は不安そうに聞いてきた。


「うん。ごめんなさい・・・」


失くすわけないよ、ほんとはあるよって言いたかった。


「そっか、でも見つかると思うわ。一緒に探そうな!!」


ゆぅ君はそう言って励ましてくれた。


あなたはいつだって私のことを想ってくれてたよね。

とても優しい人だった。


私にはもったいない人だった。


私は自分から別れを決めたはずなのに・・・この時、とても苦しかったんだ・・・。