「桃子~、今日は指輪見せびらかしてこんのかぁ~?」


健ちゃんがこう言ってきたら私は焦った。


「もう、うんざりなんやろ~?」


私は平然を装ってそう答えた。

ふぅ~んって言いながら健ちゃんの目線が私の右手に止まった。


私はやばいと思って梨花に話を振ろうとした。


その時、健ちゃんの声にさえぎられた。


「・・・ってか、指輪は・・・?」

「・・・失くした」


いきなり、聞かれたからとっさにそう答えてしまった。

隣にいるゆぅ君の顔なんて見れなかった。


すると、健ちゃんは、はぁ・・・?って顔を歪ませて止まった。


私はもうごまかせないと思って


「だから、失くしたの!!」


強い口調で、そう言ってしまった。


私の前にいた梨花はびっくりして止まってる。


「はぁ?お前、何ゆぅてんや!ちゃんと探したんか?あれはお前にとって大事なもんやろうが!宝物やって言うとっただろ!?」


健ちゃんはキレていた。

キレて当然のことだよね。