『愛美さんには、いつも笑っていてほしいです』 彼は口癖のように、常々あたしに言い聞かせるように言っていた。 "いいですか、愛美さん。 愛美さんはね、今辛い思いしてる分 誰よりも幸せにならなきゃいけないんですよ" "なれないよ、幸せなんて あたしは結婚もしないし子供もいらない" "またそんなこと言って。 幸せなんて人それぞれですよ! 愛美さんがこの先……… ずーっと何年先も笑っていてくれたら きっと、それがオレの幸せです"