あの時深青が生きていたら、と思うことがある。 それはどんな未来だったのか……と。 でも未来なんてものは、儚くて脆いものだと思った。 太郎はよく未来の話をしてくれた。 だけどその描いた未来に、今彼はいない。 あたしは未来が見えなかった。 でもその見えなかった未来に今こうして立っている。 深青は私を待っていた。 あたしは深青を見つけることが出来た。 長い年月をかけて、やっとあたし達は出逢えた。 それで良かった。