君にずっと片想い

いつから好きだったのだろう。いつの間にか好きだった。最初は顔だったり、スポーツ万能だったりって理由だったかもしれない。でも今は違う。
私の幼なじみの広哉《こうや》とは生まれた時からの腐れ縁だ。
元々親同士が親友であったため、記憶が無い時から一緒にいる。家族ぐるみで仲が良くて、海に行ったりバーベキューしたり、一緒に出掛けることがほとんどだった。広哉は家族と同じくらい、いや家族よりも一緒にいる時間が長い。生まれる前、性別が分かった時から親同士はなんとしてでも私と広哉をくっ付けたいと思っていたらしい。「2人が結婚したら私たち家族になれるね!」
「2人がくっ付くためにママたち頑張っちゃう!」
そんな事を企まなくても、私と広哉は結婚する
そう思っていた━━━