これもみんなと仲良くなるためだと思い、私はみんなに教えた。
勉強がおわる時間になると、子どもたちの顔が一気に明るくなった。
休憩のおやつを食べに、リビングに向かった。私も。
リビングには色んなおかしがあった。
子どもたちは目をかがやかせて、おかしを選んでいた。
私も一応小さいドーナツのようなおかしを取った。
子どもたちの話に耳を傾けながら、おかしを頬張る。
おやつがおわると、広間へ戻り、お風呂まで自由にしていた。
トーサとファスキーはうでずもう、ファブアリとクーマはダンス、マキネとクリネはゲームをしていた。
私は1人1人をじっと見て、様子をメモに書きうつした。
施設長にお風呂で呼ばれ、子どもたちはしぶしぶやっていたことをやめると、広間を出ていった。
残された私は、部屋の観察に入った。
色んな物が置かれており、壁には写真や紙がたくさん貼られている。
マキネとクリネがしていたゲームは、どうやらスローライフゲームのようだった。