sideステラ 薄暗い森の中、必死に走り続ける私の背後には私を追うたくさんの騎士たちがいる。 逃げても逃げても彼らは私を追い、私を逃そうとはしない。 「リタ!待って!」 騎士たちの中から金髪の天使が必死にこちらに手を伸ばす。 そしてその手の指先が私の背中に僅かに触れた。 「やめて、ロイ!」 私は天使に向かって必死にそう叫んだ。