「まぁという訳で、パジャマはあるんですけど、歯ブラシとか下着はないんですよ…」
「そうだよな。ちなみに近くにコンビニってある?」
「あ!あります!あります!一緒に行きましょう!」
私のセリフに早川課長は顔をあげて一瞬考えるが
「まぁそうだな。一緒に行くか。」
戸締りをしっかりして、2人でコンビニに並んで歩いて行く。なんだか少し前までこんな関係になるなんて思ってもいなかったから、人生不思議なものだ。
私達はさっさと目当てのものとお酒やおつまみを買うと
サッサとお家に戻る。
「あ、お風呂もできたみたいです!早川課長お先にどうぞ!」
「いや、もう遅いから。先に中森さん入って。」
「そうですか?…それじゃあお言葉に甘えて…」
正直あいつの感覚を洗い流したいのもあったので、
先に入らせてもらえたのはありがたい。
しっかり洗いつつ、遅くならないようにお風呂を上がり、いつも通りの部屋着に着替える。
やっと落ち着いたー。
私は早速部屋に戻り、早川課長に声をかける。
