早川課長と改札で分かれ、ホームにいくと
すぐに電車がやってきた。

もう遅い時間なので、だいぶ空いていて椅子に座る事ができた。

私は腰掛け目を閉じる。


今日はすごく色んな事があった1日だったな。
早川課長との意外な共通点も見つかったし、色んな表情もみれて…
なんだか今までの冷たいクールな印象の早川課長が思い出せないぐらいだ。


それに初めて一緒にお出かけする約束もしたし。
もしかしたら、このまま『推し友』とかになれちゃったりして…


そんなことを考えていると、なんだかほんわか暖かい幸せな気持ちになり、だんだん睡魔が襲ってくる。


瞼が重くなった時、手に握っていたスマホが大きくバイブする。

一気に睡魔はどこか遠くに行ってしまい、
私は目を開け、スマホの画面をつける。


するとそこには…


「あ、早川課長からだ…」


初めて現れた通知に一気に心拍数があがる。
私はすぐにLINEを開く。


するとそこには…

『今日はお疲れ。無事電車は乗れたか?寝過ごさないように。』