そんな話を聞いていると、がっちゃんがこちらに気づいたようだ。



「あ!あず姉!…と、川崎さんだ!
そっか、2人一緒の部署だもんね。仲良いんだね。」


がっちゃんの言葉に私は頷く。


「うん!そうなの!晴香ちゃんにはいつも仲良くしてもらってるの。どっちが年上かわかんないぐらい晴香ちゃんしっかりしてるから、よくお世話になってる。」


私がそういうと、がっちゃんは笑う。


「あず姉時々抜けてるからな。川崎さんいつもありがとうね。」



「あ、いや!私の方がいつも梓さんにはお世話になってるから!」



がっちゃんがそう言って笑いかけると、
晴香ちゃんは耳を赤くさせながらそう答える。



その様子を見て、私は改めて思う。
やっぱり早く伝えて先に進んでもらわなきゃ。



「あのさ、がっちゃん。さっきの話だけど……
いつなら大丈夫かな?合わせるから。」



私がそう告げると、がっちゃんは急にバツの悪い顔になる。



「あーー、ちょっとそれは……。
とりあえず、三日後よろしく!」



そういうと、がっちゃんは逃げる様に去っていく。



どうしたものか……
私は大きくため息をついた。