その後、診察が終わり、処方してもらった薬を貰い、凪のお母さんを家に送り届けると、まず凪にLINEで「今、お母さんおうちに送ったから、これから会社戻るね!」とLINEを送り、それから会社に戻った。
会社の中に入ると、丁度休憩の時間帯で凪がわたしを待っていてくれた。
「美月!」
「あ、凪!お疲れ様!戻って来てたんだね!」
「うん、俺も戻って来たばかり!それより、ありがとな!」
「ううん!全然だよ!」
「タクシー使ったんだよな?ちゃんと代金は支払うから!」
「そんなのいいよぉ〜」
「そんなわけにはいかないよ!」
「いいのいいの!気にしないで!」
わたしがそう言うと、凪は「じゃあ、違う形で返させてもらうよ。何がいい?」と言った。
「え、何がいいって。ん〜、、、」
「キスとかでもいいよ?」
「なっ!何言ってんの?!」
「冗談だって。じゃあ、帰りまでに考えといて?」
凪はそう言うと、「俺ちょっと木村課長のとこ報告行って来るな!」と言い、微笑みながら手を振り、企画課の事務所の方へと駆け足で行った。
とりあえず、お母さんの病院が終わって、凪に安心してもらえて良かった。
でも、、、違う形で返させてもらうって、、、
何だろう。
"キスとかでもいいよ?"
その言葉を思い出し、ドキッとする。
もう、凪の冗談は心臓に悪い、、、
でも、、、別に嫌だと思わなかったなぁ。



