「え、な、凪?」
わたしは凪の腕の中で戸惑い、置き場の分からない手をワタワタとさせた。
「美月の家で抱き締めさせてもらうからって言っただろ?」
「そ、そうだけど!ザッ◯スに見られてるみたいで恥ずかしいー!」
わたしがそう言うと、凪は「ザッ◯スに見せつけてるんだよ。美月がザッ◯スのことばっかり、かっこいいとか大好きとか言うから、悔しいじゃん。俺は一度も言われたことないのに。」と言った。
え、、、それって、"かっこいい"とか"大好き"って言われたいってこと?
これは、いわゆる、、、嫉妬ってやつなの?
でも何で?
わたしたちは、、、凪のお母さんの為に、付き合い出しただけなのに。
「美月、ありがとな。母さんの病院に付き添おうか?って言われた時、凄く嬉しかったよ。」
「うちの課長には、もう明日半休申請して良いって言ってもらえてるから。これからも、凪が無理そうな時はわたしを頼ってね?」
「本当にありがとう、、、。」
凪はそう言うと、わたしを離し、優しい表情でわたしを見つめた。
え、この状況、、、まさか、、、
「本当なら、ここでキスをしたいところだけど、今は我慢します。」
「え、キ、キス?!」
「美月が俺をそうゆう対象として見てくれるようになるまで、待つから。」
凪はそうゆうと再びわたしを抱き締め、「それまでは、ハグだけは許して?」と囁くように言った。
凪、、、それって、、、そうゆうことなの?
わたしにキスをしたいと思ってくれるような気持ちでいてくれてるの?
やっぱりこないだの"好き"は、、、聞き間違いじゃなかったんだよね?



