わたしの焦りように「え?何?何か行っちゃダメな理由あんの?」と凪は言った。
「え、、、いやぁ〜、多分、、、うちに来たら、引くよ?」
「引く?何で?めっちゃ汚部屋とか?」
「そうじゃなくて!わたしの部屋、、、オタク部屋だから、、、こんなお洒落な部屋に住んでる凪に、見せるのが恥ずかしいよ。」
わたしがそう言うと、凪はホッとしたような表情をして「なんだぁ、そんなことか。」と言った。
「そんなことって!」
「俺は、別に美月がどんな部屋に住んでいようと引かないよ。というか、オタク部屋は想定範囲内だったし。」
「えっ、、、」
「だから安心しろ。俺は美月の部屋を見たって嫌いになったりしない。美月の好きなことを語ってる時の笑顔とか、人柄を好き、、、」
と言いかけて、凪は一瞬固まり「今の聞かなかったことにして。」と言った。
「え、今"好き"って、」
「言ってない!」
「えぇー!言ったよ!」
「言ってません!」
凪は赤面しながら、必死に今の言葉を゙取り消そうとしていた。
でも、わたしの耳には、ハッキリと残っている。
"好き"
凪は、、、わたしを好きでいてくれてるの?
正直、自慢ではないが"好き"は、たくさん聞いてきたし、言われても何とも思わなかった。
でも、、、凪に言われて、喜んでいる自分がいた。
「ねぇ、もう一回言って?」
「何を?」
「"好き"って!」
「だから、言ってないし。」
そんなやり取りも楽しくて、わたしは赤面する凪を可愛いと思ってしまった。



