ありふれた日常こそ、尊い。


とは言ったものの!

「ねぇ、ザッ◯ス。恋愛って、どうやってするの、、、?」

わたしはあの後、凪に自宅まで送ってもらって帰宅したのだが、いざ冷静に考えてみたら、、、

わたし、恋愛なんてしたことない!
ということに気付いたのだ。

わたしはベッドに寝転がりながら、タペストリーの中のザッ◯スに話し掛けた。

「ザッ◯スは、エ◯リスが好きだったんだよね?最期まで、、、想い続けて居たんだよね、、、。」

でも、よく考えてみれば、恋愛ってお互いに"好き"な気持ちがあってするもので、、、わたしたちはそうではない。

わたしたちの交際は、凪のお母さんに安心してもらえるように始めたことで、、、"好き"な気持ちがあって付き合うことになったわけではない。

それなら、そんな難しく考えなくていいのかなぁ?

いつも通りでいいのかなぁ?

んー、、、

「分かんない!それにしてもさぁ、エ◯リス酷くない?!ザッ◯スのこと好きなくせに、クラ◯ドにも気のあるフリして!しかも、テ◯ファの前で!でも、、、エ◯リスもツラかったんだよね、、、。"また会いたい"って想っていたザッ◯スに会えなくなって、、、」

自然と独り言が増えてしまっていたわたし。

"お前、良い奴だな"

凪にとっては、わたしは"ただの良い人"。
だから、そんなに難しく考えなくていいか。

わたしが自分から言い出したことなんだもん。

あまりこうは思いたくはないけど、、、凪のお母さんが居てくれている間は、凪の"彼女"としてわたしが出来ることをしよう!