彼の彼女になりたい!(短)

言っちゃった……。
『諦めません』って言っちゃったよぉ…!!

「何もそんなに、急いで
決めてからすぐに言うことなかったんじゃない?」

「いいの!すぐ行動したほうがいいよ!
何事も!!」

「あー確かにね。それは言えてるわ
でも、具体的に何するの?」

「え…えっ???」

「諦めないならなにするのよ?
もう一回告る?そんなことしても無駄よね。
結果は先輩の想いが変化しないと変わらないし」

そうだった……!!
なにするか、決めてなかったぁーーー!!

「ど、どうすれば、いいかな!?
明里ちゃんーー!!」

「まあ、よくあるのは、
『押してだめなら引いてみろ』よねっ!!」

『おしてだめならひいてみろ』??

「なぁに?それ?」

「アタックしてもだめなら、
引いて、向こうが動くまで待つってことよ。」


「ふーん!やってみたいっ!!」

ワクワク♪

そしてわたしたちは、『押してだめなら引いてみろ』作戦に出たのであった。
まあ、具体的には…橘先輩とは一切かかわらないという。