「ば、バグの力で頭が変になっちゃった…?」 思いもよらないことを言われ、焔はあわあわしていた。 「俺の頭は変じゃないし、本気だ。」 メルギアは、真剣な眼差しで言った。 「ま、まず、弟子なんてとっていないし、いりません!結構ですので、さようならっ!」 焔はつながれた手をバサッと振りほどき、村のほうへ走って行った。 ぽつんとメルギアは、その場に残された。