ゲームでバグりやすい私は、転生してもバグ(の神様)に好かれる






「ど、ど、どうしよう。」



「うわー、やばー。」



戸惑っている焔とは違って、バグの神様のんきそうに言った。



「そうだ!バグの神様!!他にも魔法使えるんでしょ?何とかしてください!」



「うーん、そうですね…」



すると、バグの神様はニヤリと不敵な笑みを浮かべて言った。



「じゃあ、私と契約をしていただければ、何とかいたしましょう。」



(こいつ!!)


ギリっと歯を食いしばって睨んだ。



(どうしよう、どうしよう?!アリトのたちを助けなきゃ!でも、そのためには私のファーストキスを…!!)



堂々巡りで、頭を抱えて悩んだ。



(ああぁ!もう!!)



頭を抱えてた手を、ブンッと勢い良く振り下した。



そして、バグの神様に近づきー