「え?本当?」 「本当です。たぶん、バグの神様ですよ。」 私は口をぽっかり空いたまま、固まった。 「では、証明できるか分かりませんが、一つ魔法を見せましょう。」 バグの神様(?)は、そこにあった大きな岩に手を向けてた。 「『消滅』…!」 ひろげた手をぐっと握った。 すると、そこにあったはずの岩が消えた。 「え?!すっごい…!」 「でしょ?」 バグの神様は、にっこりと微笑んだ。 「もっと、すごいことできますよ。」 「そうなんですかっ!?」 私は、目をキラキラさせて言った。