ゲームでバグりやすい私は、転生してもバグ(の神様)に好かれる





「ところであなた、名前はなんて言うの?私は焔。」



「えーっと、ですね。私は、私は…誰だっけ?」



「え!?覚えてないの!?」



「はい…なぜか、自分がバグの神様だったことと魔法の使い方以外覚えてません…」



男は、苦笑いをして言った。



「ば、ば、バグの神様ぁ??!!」



私の声が洞窟全体にこだまし響き渡った。