「いやぁぁああああああ!!!!」 風を切り、すごい速さで飛んで行く。村を抜け、森を抜け、進む先には、大きな岩の壁があった。 だが、スピードは全然変わらない。 「待って!ぶつかるぅぅ!!!」 岩にぶつかりそうになったが、何故かするんと岩を通り抜けた。 洞窟に着いた。急に止まり、ずっこけた。 「いたたた、ここは?暗くて、よく見えない…。」 焔は、なんとなく洞窟の奥へと歩いていった。