息を切らしながら、俺は雪の元へ走る。 一分一秒でも早く。 ただ、雪に会いたい。 頭の中で、嫌な考えばかりが浮かぶ。 でも、全部振り払うように走った。 足が痛い。 息が苦しい。 心臓がうるさい。 それでも止まれない。 間に合え。 間に合ってくれ。 雪――。