白雪姫の王子様

「……私がいない方が」

そう言いかける。

「お前さ」

また、言葉をさえぎられる。

「なんでそんなふうに考えんの」

「……だって」

言葉に詰まる。

「……蓮くん、優しいから」

だから、

「同情して、迷惑だと思ってても、言わないだけかもしれないって……」

自分で言って、苦しくなる。

「それに、余命だって……」

自分の命の短さを実感する。

「……そんな、私と関わる理由なんてないじゃん」

苦しい。