白雪姫の王子様

そんなに期待されても困る。

「黒瀬蓮。高2だ」

とりあえず、こたえる。

すると、雪はキラキラ目を輝かせながら、
ベットから身を乗り出し、
俺の顔に自分の顔を近づける。

近い……

「蓮くんって言うんだ!かっこいい名前だね!高校2年生ってことは一個年上のお兄さんだね」

興奮気味に雪は続ける。

「学校ってどんなところ?楽しい?部活とかもやってるの?」

雪から質問攻めを受ける。


ろくに学校に行ってない俺に、
学校の質問をされてもな……


そう、俺が困っていると、雪は何かを察したのか

「急にいろいろ聞いちゃってごめんね。私、学校とかちゃんと行ったことなから」

と、申し訳なさそうに言った。