……なんか、気に食わねぇ。 理由なんか分かんねぇけど。 あいつは、 俺が持ってないものを、普通に持ってる気がした。 何かに夢中になることも。 生きている意味も。 そんなの、俺はとっくに失っている。 だから― まっすぐに空を描いてるあの子が、 少しだけ、羨ましかった。