白雪姫は、もう目を覚さない


病室の中。
ベッドの上で、ひとり、絵を描く少女。

細くて白い手に、スケッチブックと絵筆。
見えているはずのない“綺麗な空”を、
何の迷いもなく色づけていくその姿は―

まるで、自分の世界にだけ生きてるみたいだった。