村八分にされた不遇の娘は神様の子供を授かり溺愛される

神様はきっといる。
そして私達のことを見てくれている。

15歳の頃の経験があってから、葵は今まで以上に陽神さまに熱心にお参りするようになった。

なにもないときでも店で余った品をもち、あの石段を上がっていく。
今度は慎重に、躓いてしまわないように気をつけながら。