愛を伝えていたら…

「はぁー。やっと終わったね。ちかれたぁー。」

「あんたは見てただけでしょ!ほとんど私がやったじゃん!」

「まあまあ。とりあえず終わったんだしいいじゃん。」

呑気すぎる。全部人任せにしてるくせに。

「はぁー。もういい。私帰るよ。」

「あ、待って。」

「今度は何?」

「隣町の夏祭り行こうよ。」

「はあ?」

何言ってんだ、こいつ。何が夏祭りだよ。私は早く帰りたいんだよ!

「行かない。一人で行ってきたら?」

「えぇー。一人で夏祭りは寂しすぎるってー。」

「じゃあ行かなかったらいいじゃん。」

「えー、それはやだ。かき氷食べたい。暑いし。」

「とにかく私は行かない。」

「行こうよー!かき氷とリンゴ飴奢るからさー。」

え、ちょっと待って。ガチで言ってる!?

「いいの?」

「いいよー。片付け手伝ってくれたお礼。」

「じゃあ行く。」

「やったー!」

あぁ。悔しい。食べ物につられてしまった。
情けない。