愛を伝えていたら…

しばらく泣き続けて、ようやく涙がかわいてきた頃、

「もう落ち着いた?」

里沙が心配そうな顔で言ってきた。

そういやこの前も卓哉にこんな感じで慰めてもらったんだっけ?

そんなことを思いながら、

「なんかすっごくモヤモヤして、苦しくて、なんだか分からないけど寂しくて悲しい気持ちになっているの...。」

私は今の心境を正直に里沙に話した。

すると里沙は、

「それは、卓哉くんが女の子と一緒にいるのを見てから、そんな気持ちになったの?」

「うん。なんかものすごくいたたまれない気持ちになって、気づいたら涙が出ていたの。」

「そっか。つまりことねは、卓哉くんが好きなんだね?」

え...?どういうこと?何でそうなるの?

「訳がわからないって顔してるね。でもことねは明らかに卓哉くんのことが好きなんだよ。ことねは自覚ないのかもしれないけど。」

何?里沙は何を言ってるの?
私が卓哉を好きだなんてそんなの...