失恋には、甘いものより橋立君。

バカだなぁ、2人は。
こんな所でキスなんかしちゃって、誰にもバレないとでも思っていたの?

「り、莉乃!?何でここにいるの?」

遙香が焦った顔でそんなことを言ってきた。
それは、こっちが聞きたい。

「あ、いや、これは違くて…。」

響がアタフタして言った。

「何が違うのかしら?」

私は堂々と言った。

「あ、その、これは…その…。」

「り、莉乃!これには訳があって!」

2人して困惑状態だ。

「っ~~!り、莉乃、お願いだ!このことは誰にも言わないでくれ。頼む。」

懇願するようにバカ響はそんなことを言ってくる。

「私からもお願い!誰にも言わないで。」 

遙香も同じようにそんなことを言ってくる。

2人して、バカみたい。

「バラすかバラさないかは私の勝手でしょう?」

気付けば私はそんなことを口にしていた。