「ん……」
「起きたか」
「旦那様?……あっ!!すみません俺!!」
目が覚めた芽雨は俺の上で寝てしまっていたことを思い出し慌てて起きた
「じゃあさっきの件宜しく」
「凛、お前は何か知っているのか」
「……さぁね」
誤魔化したな
凛が何か知っているのは確実だな
あいつは下手に嘘つかねぇから誤魔化したとなると知っていると肯定したようなもんだ
ル・ブランに何があるんだ
「旦那様……俺仕事に戻ります」
「芽雨」
「はい……ひゃっ」
芽雨が立ち去ろうとしたのを引き止め額にキスをした
「また後で」
「ーーーーっっっ」
顔を真っ赤にしながら部屋から出て行った
名残り惜しくて手を出してしまったが
芽雨は俺のことどう思っているのだろうか



