「頂きます」
旦那様はようやく食べ始めその姿はとても上品で綺麗だった
少しだけ話をしながらシフォンケーキを食べ終えると
俺は仕事に戻る為部屋を出ようとした
「旦那様?」
「悪い……何でもない」
腕を捕まれたので振り返るとすぐに離してくれた
旦那様の行動は謎ばかり
「明日、客が来る。料理をいつもより多めに用意してくれ」
「かしこまりました」
一旦どんなお客様なんだろうか
東郷さんに聞いて料理を決めよう
このお客様が俺と旦那様の関係を大きく動かすとは思いもしなかった
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