「無理……だよ」
「今度こそ、俺は芽雨を守りたいんだ」
「そうじゃない……パーティーに来てたなら騒ぎ知ってるよね?俺が容疑者になってるの」
「芽雨がそんなことするハズ無いだろ」
「俺じゃない……でも……それを証明することも出来ない」
「何で……何で芽雨の事苦しめるんだよ……」
宙兄ちゃんは優しい
俺のこと大事にしてくれてる
それが分かっただけで、会えただけで十分だ
「兄ちゃんありがとう。俺は大丈夫だから」
「芽雨……」
「お騒がせしました。俺は旦那様に従います。旦那様がここを出て行けと言うなら出て行きます」
まずは警察との話が終わった旦那様の考えを聞いてから
警察に行けと言うなら行く
出て行けと言うなら出て行く
それで良い
俺は自分の人生はどうでも良いから



