「芽雨は何も悪くない」
「でも……」
一体何があったんだ
「芽雨、大丈夫か?」
「凛さん……」
「葉、警察が話聞きたいって」
警察……
何で
「芽雨は何も気にするな。大丈夫だ」
「旦那様…」
「凛、芽雨を頼む」
そう言って旦那様と凛さんが入れ替わった
「何があったんですか」
「お前の料理から毒物が検出された」
「そんな……」
何で、いつ、どうして
「違う……俺じゃない…違うっ違う……」
「分かってる。俺も葉も芽雨のこと疑って無いよ」
料理で人を傷付けるなんて1番されたくなかったことだ
「宙兄ちゃん……ごめんなさい…」
「宙?」
「兄ちゃんが教えてくれた料理なのに……」
「芽雨、一体何の話だ?」
「毒を飲まなきゃいけないのは俺なのに」



