だけど、
「やっ……てみたいです」
「良いのか?」
「こちらの台詞です。俺なんかで良いんですか?」
「俺は芽雨がしてくれたら嬉しい」
そう言って頭を旦那様が撫でてくれた
「そうと決まれば料理の構成や食材調達だな。その辺は俺が手伝うから使えよ」
「ありがとうございます」
「楽しみだな」
何故か俺より嬉しそうな凛さんだった
それからは普段の料理もしつつ、空いた時間で料理を考える
今回は立食パーティーだから本格的な料理じゃなく、食べやすいものを中心としたメニュー構成
とはいえ、ありがちな物を出すのも……
と、あれこれ悩むが時間というのはあっという間で
気付けばパーティー当日



