出した料理はフランス料理のフルコース
前菜からデザートまで全て1人で仕上げた
幼い頃俺に料理を教えてくれた人が1番得意だったのがフランス料理だった
だから俺も自然とフランス料理が得意となった
「プロ顔負けだな。驚いたわ」
「それは大袈裟ですよ。これくらい誰でも…」
「誰に料理教わったんだ?」
「家に料理が得意な人が居たのでその人から…」
凛さんは俺の答えに対し何か考えてるようでそれ以上何も聞いて来なかった
「凛、先に食べよう」
「あ……あぁ。芽雨、いただきます」
凛さんも旦那様も料理を褒めてくれて全て完食してくれた
誰かの為にする料理はやっぱり好きだな
「芽雨、お前料理本格的にやらないか?」
「凛」
「葉だって思っただろ?芽雨は才能ある」
「無理強いするもんじゃないだろ」
「今度凛が主催するパーティーがあるんだ。そこで料理を振る舞わないか?」
「葉が決めるな」
どんどん進む話に俺は何も言えない



