「それでは旦那様へ挨拶へ参りましょう」

「はい」




ここの従業員のまとめ役をしている東郷さんに連れられ最上階へ




「旦那様。お連れ致しました」

「入れ」





扉の向こうから聞こえて来た声は低くて何処か安心するような声




「ほ……本日より家事代行として働かせて頂きます白神芽雨と申します」

「……そうか」






俺の雇い主であるここの旦那様

銀政 葉(ぎんまさ よう)さん




テレビでも良く見る大企業の社長さんだ

まぁ、雇い主のこと知っててここに就職したんだけど……



改めてテレビで見る人が居ると本物だぁってなるな