「クローディア・スカーレット!今日この瞬間を持って、お前との婚約を破棄する!!」
ザワッと周囲からどよめきが漏れる。
突然の宣言に戸惑う人々。いつかはこうなるのではないかと憂いていた人々。破棄を宣言された令嬢に同情する人もいれば、ゴシップに目を輝かせるおばさま方まで。なかには、玉の輿を狙って、もしくはヒロインなんかを応援して彼女に嫉妬していたご令嬢方まで。
今日はここ、ノスティラーゼ王国の第一王子、名前は…忘れた。まぁ、そんな王子の婚約パーティーだった。
しかし今、この場ではn番煎じ?なお芝居もとい、婚約破棄が行われている。
…あぁ!ちょっと待って読者さん、読むのをやめないで!この物語は悪役令嬢モノじゃないから!!
そう、この物語の主人公は悪役令嬢ではない。では誰?
ヒロイン?いいえ、違います。
ではまさか婚約破棄なんて宣言している非常識な王子さま?…まさか。
じゃあ王太子の奇行を止めないどころか、それに乗じていたいけな令嬢を罵っている、婚約者がいるのにヒロインにうつつを抜かしている間抜けな攻略対象の中の一人?
…いやいや、ぼくはそんな奴を主人公にしないってば。
なになに?早く主人公を教えろって?わかったって。
ほらあそこ。このどさくさに紛れて料理を食べている…
…絵が無いからわからない?そうか、そうだよね。だって小説だもの。(あるものはあるけど、絵心無いですし…)
まぁいいじゃん(開き直り)。いるんだよ、この騒ぎをまるで聞こえてないかのように、料理をもぐもぐと、でも所作は奇麗に食べている…
「ねぇあそこで料理を食べまくっている人、ちょっと…」
「キレイですわよね!!」
「こんな状況でなかったらお声をおかけしたいですわ!」
「あぁ、出来ることなら…」
「婚約者になっていただきたいですわ!」
女子に黄色い声をあげられているイケメンが!
髪はオレンジゴールドで、顔は中性的で小さく、とても整っている。さらに不思議な雰囲気を漂わせる薄紫の瞳!
身長は170後半、体格はすらっと細く…まぁ、とにかくモテそうな、ていうか実際すごくモテている人がいるんですよ。何ならバカ騒ぎを起こしているそこの王子なんかよりもモテてると思う。
その人が今回の主人公。
え?男の人を主人公にするのは珍しいって?
まぁ、物語の続きを読んでもらえばわかると思うよ。
…つまり何が言いたいかっていうと、この先も読んでいただけるとすっごくうれしいです!!
というわけで、プロローグを担当させていただいた作者の鈴乃れいでした!
ザワッと周囲からどよめきが漏れる。
突然の宣言に戸惑う人々。いつかはこうなるのではないかと憂いていた人々。破棄を宣言された令嬢に同情する人もいれば、ゴシップに目を輝かせるおばさま方まで。なかには、玉の輿を狙って、もしくはヒロインなんかを応援して彼女に嫉妬していたご令嬢方まで。
今日はここ、ノスティラーゼ王国の第一王子、名前は…忘れた。まぁ、そんな王子の婚約パーティーだった。
しかし今、この場ではn番煎じ?なお芝居もとい、婚約破棄が行われている。
…あぁ!ちょっと待って読者さん、読むのをやめないで!この物語は悪役令嬢モノじゃないから!!
そう、この物語の主人公は悪役令嬢ではない。では誰?
ヒロイン?いいえ、違います。
ではまさか婚約破棄なんて宣言している非常識な王子さま?…まさか。
じゃあ王太子の奇行を止めないどころか、それに乗じていたいけな令嬢を罵っている、婚約者がいるのにヒロインにうつつを抜かしている間抜けな攻略対象の中の一人?
…いやいや、ぼくはそんな奴を主人公にしないってば。
なになに?早く主人公を教えろって?わかったって。
ほらあそこ。このどさくさに紛れて料理を食べている…
…絵が無いからわからない?そうか、そうだよね。だって小説だもの。(あるものはあるけど、絵心無いですし…)
まぁいいじゃん(開き直り)。いるんだよ、この騒ぎをまるで聞こえてないかのように、料理をもぐもぐと、でも所作は奇麗に食べている…
「ねぇあそこで料理を食べまくっている人、ちょっと…」
「キレイですわよね!!」
「こんな状況でなかったらお声をおかけしたいですわ!」
「あぁ、出来ることなら…」
「婚約者になっていただきたいですわ!」
女子に黄色い声をあげられているイケメンが!
髪はオレンジゴールドで、顔は中性的で小さく、とても整っている。さらに不思議な雰囲気を漂わせる薄紫の瞳!
身長は170後半、体格はすらっと細く…まぁ、とにかくモテそうな、ていうか実際すごくモテている人がいるんですよ。何ならバカ騒ぎを起こしているそこの王子なんかよりもモテてると思う。
その人が今回の主人公。
え?男の人を主人公にするのは珍しいって?
まぁ、物語の続きを読んでもらえばわかると思うよ。
…つまり何が言いたいかっていうと、この先も読んでいただけるとすっごくうれしいです!!
というわけで、プロローグを担当させていただいた作者の鈴乃れいでした!



