Dearest 2nd 〜Moon〜






“ねぇ知ってる?



月ってね、
表面は傷だらけなの。


でも傷があるように見せないで輝き続ける。



すごいでしょ?”






…そんな話を聞いた時




ふいに君の事が浮かんだ。




月が傷を隠して輝くなら



君も涙を隠して笑うから。





……だから




月みたいだと思ったんだ





すぐ近くに見えるのに

実はすごく遠くて




手が届きそうで

絶対届かなくて




だけどいつもそこに存在している





必ず夜空から光を照らして見守ってくれている






だから月を見ていた






嬉しくて心が浮わつく夜も



悲しくて先が見えない夜も



裏切りと別れを決意した夜も





どんな時も




この夜空に浮かぶ月を見ていた