「俺が言いたいのんは、七曜関係では“月”は禁句ワードやさかい聞くなってこと」
「禁句ワード?」
渚君と私で首を傾げる。
「天條獅帥の親父様の代で色々あったらしうてな、それ以降“月”は一族の集まりには呼ばれへんくなった」
「…余程のことがあったんだね」
「まあな…知りたい?」
悪戯付きの子供みたいな顔で凌久君が聞いてくる、が。
「知りたいって言っても教えてくれないでしょ」
「つづが教えて欲しいって言うたら言うてまおかな〜」
「見返りは?」
「ええ?見返りなんてとんでもない」
とか言って、絶対に教える気無いやつ。
今までは教えてくれるていたのに、急にそう聞いてくるってことは教える気無いってことでしょう?
思わずジト目で凌久君のことを見ていたら、
「つづちゃんに何させる気や?俺の目ぇ黒いうちは絶対そんなんさせへんからな!」
渚君がまたもや凌久君に噛み付いた。
「何考えてんでやらしい」
「はあ!?やらしいとはなんや!」
「渚は変態でいややな〜つづ」
「つづちゃんに誤解さすようなこと言うな!」
「誤解?渚が変態なんは誤解とちがうやろう」
「おのれ…!」
渚君もっとやったれ!いけ!そこだ!と気持ち応援していたら、凌久君の視線がバチリと合う。
そして、
「え」
何を思ったのかするりと凌久君が私に近付いた。



