過つは彼の性、許すは我の心 壱


「俺が何や言うておらへんってゆうんや」


 渚君は心当たりがないみたいで、訝しげに凌久君を見る。


「つづ。七曜家なんて言うてるのお爺ちゃんぐらいの年齢の人か渚みたいに外部からちょい聞き齧った程度の人しか言わへん」

「聞き齧ったとはなんや!一応調べたり聞いたりしたわ!」

「そうなんだ、今は何て言っているの?」

「五曜家やら言う方主流やな」

「へー五曜家…ん?2つどこ行っちゃったの?」

「そうそこ」


 そこって?


 がなっていた渚君も「そこってなんや」って話に食いついてくる。


「つづはさ、多分“日”のつく名字もおるって思てんやろう」

「うん」

「ーーーあらへんで、“日”のつく名字なんて」

「へ?そうなの?」


 確かに勝手に“日”のつく名字があるって思っていたけど…。


「因みにフレアって何の意味があるか知っとる?」


 ここに来てフレア。


「…んと、燃え上がるとかだっけ」

「そう」


 フレアって何て意味なんだろうって、療養中にふと調べたんだよね。

 そしたら燃える、燃え上がるって出たんだけど今の話にどう繋がるんだろう。

 
「言葉調べた時に一緒に単語出えへんかった?」

「スカートが広がるとか、あと太陽フレアって出たかな」

「ほな渚から“日”は何て聞いた?」

「えーと太陽だっけ?」