過つは彼の性、許すは我の心 壱



「おいつづちゃんと2人っきりに何て絶対にせえへんからな!」

「あんたは生徒会役員とちがうやろう」

「手伝いはしてる!」


 よっしゃあ人員確保!


 凌久君に渚君が噛み付くのを横目にガッツポーズ。

 この前“お家の仕事の手伝いで殆ど来れない”と言っていた人が凌久君だったりする。

 非正規で手伝う惣倉君や渚君(偶に手伝ってくれている)とは違い、凌久君は一年の頃から私の様に生徒会を手伝っていて、そのまま特に拒否もせず加入した。


『つづはどうすんの?』

『え…多分このまま入るかなって思う』

『へえ?』

『異常に生徒会立候補少ないみたいでさ…特に拒否する理由もないし』


 その時は姉小路先輩のこともなかったけど、内心良くなるなら入っちゃおうかなあレベルだった。

 顧問からもお前の成績なら入ってもいいだろうとお墨付きももらっていたし。


『ほな俺もそのまま入ってまおーっと』


 って言う流れで凌久君も加入したんだよね。

 同じ関西出身だからなのか、渚君と凌久君はいつも口喧嘩と言う名のじゃれ合いをし、生徒会名物の1つになっている。(名物2は惣倉君の今和泉君弄り)


 この2人のじゃれ合い見るのも結構好きだなと思っていたら、


「渚、あんたつづに言うてへんことあるやろ」

「へ?」


 急に私の名前が出て目を瞬かせる。