過つは彼の性、許すは我の心 壱


 根っから庶民の私にはついていけない領域だ。


「七曜家の人も大変だね」

「久々にミケなんて出たもんだから、水城や木野島達も大変やろうな」

「え?」


 なんでそこで清維達の名前が出るんだ。


「そっかそれも知れへんか、さっきの七曜家の内に入ってるんが水城達なんやで」


 何でと思ったけど、苗字を思い出してあ、


「なるほど、苗字に七曜の漢字が入っているんだ」

「そういうこと〜唐堂綴百点満点」


 渚君学校に入学おめでとう!と最後に付け加えた。


「因みに俺らのクラスにおる水城、木野島達は本家で、つづちゃんに手ぇ挙げようとした女は多分水城の分家や思う」

「そうなんだ」


 今思えばミケって言う単語を知っている時点で、天條家に連なる人達だってことだよね。


………待てよ。


「七曜家にも分家とかあるの?」

「あるで、沢山」


 ポロポロ、ポロポロ…ビスケット方式で増えていく分家に頭がショートしそう。


「この国の一見無関係そうに見える大手企業、権威のある家やらのルーツを辿ると大体七曜家に繋がるやら何とか」

「…マジ?」

「大真面目」


 ぷすんとあたまがしょーとしたまる(かんじもできない)

 私かなりの相手にプロポーズ(と言う名のパートナー宣言)しちゃったの?

 
「ま、つづちゃん」


 頭がおかしくなりそう…と思っていたら、


「…何で隣座るの?」

「ん?」