過つは彼の性、許すは我の心 壱


「そそ、火星、木星、土星、水星、金星…そこに、」


 書き込まれたのは、


「太陽、月?」

「太陽は日、月は太陰とも言うな」


 ああ!そういうこと!


 私は思わず乗り出した。


「シチヨウって七曜なんだね!」


 渚君は応用に頷いた。


「スーパー塾講師渚先生…!」

「ふふーんもっと褒めてええで」

「先生一生ついて行きます!」

「つづちゃんやったら合格まっしぐらや」

「ありがとうございます!」

「因みにつづちゃんやったら渚君学校に即入学できるで」

「先生ハラスメントです」

「一気に冷めた!いや即入学ってそういう意味じゃ、」

「即入学が何?」

「え、いやあ」

「うわあ…そういう意味」

「引くなて!てか、今気づいたけど即入学やと俺がつづちゃんに入れられ、」

「それで、この七曜が何?」

「ちょいええかもって思うちゃ…あすんまへん」


 私の冷めた視線に「ご、ごほん!まあなんしか天條の下に七曜に準えた家、一族が存在してるんやで」と話を切り替えた。


「天條家の分家が七曜家ってこと?」

「いや天條の分家はまた3つ下にある」

「ややこしい」

「ややこしいでな、しかもこの天條家の分家と七曜家は仲悪うってな。総出の集まりではバッチバチらしい」

「ひえー…」


 ってことは、10個の家が天條君達の家にくっついているってこと?

 壮大は壮大だけど、壮大すぎる。