過つは彼の性、許すは我の心 壱



 でも、その前に別の問題が浮上した。

 天條君達が来なくなって、早1週間。

 一族で対策会議。

 庶民じゃ聞かない響きの謎の集会に駆り出されているらしい彼等は、未だ来ていない。

 私はと言うと暫くは遠巻きに客寄せパンダとなって、視線に辟易しながら休み時間を使って生徒会の仕事に従事。


「唐堂さん」


 えーと、これは体育祭委員に企画案の修正してもらって。


「唐堂さん」


 こっちは今清水君に確認してもらってから承認してもらって、各委員に通達出して。


「唐堂さん!」

「はい」


 困ったようにクラスメイトが教室の入口にいる人達を見ている。

 
 ああ、来たか…。


 人前じゃなければ舌打ちしたくなったが、ぐっと我慢して入口に向かう。

 フレアと関わるとなって覚悟してたけど、今かよと思った。


ーーーフレアには追っ掛けならぬ、彼等のお相手に時々選ばれる女性集団がいるって聞いたことがある。

 大抵は一夜のお相手で終了することが多いが、彼女達はフレアと長続き出来る秘訣?みたいのをご存知らしく、周囲を牽制しまくってもフレアの怒りを買わず、何なら彼等に近付く虫という名の女を叩き潰すこともあるとか。

 確かに近付くと彼女達の容姿の良さが分かるし、私がどんなに整えた所で彼女達ほど綺麗にならないだろう。